晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 大岩谷 沢登り ちょっと早めの山の恵み遡行 2019.10.22

f:id:ikuyayuuki:20191118191201j:plain

大迫力の白滝

 

<メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 2名

 

<山域、形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>

 大石橋(10:00)~大岩谷~P465(10:40)~イワクラ尾根(13:15)~入道ヶ岳(14:15~14:30)~池ヶ谷道~大石橋(15:50)

 

<登攀具>

使用しなかった

 

今回の駐車地 

 

 

  今年だけ祝日の火曜日、急遽沢登りを企画しての二人沢。いさおさんは幸ノ川から中一日で参戦。ブランクで沢に行けなかった分を取り戻そうとしているようだ。

 

 増水を心配し、今日も遅めの出発。小岐須渓谷の大石橋から少し進んだ空き地に車を停め準備をする。林道を少し歩き、堰堤を超えて入渓。水量はやはり多めだ。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191133j:plain

堰堤を超えて入渓

 

 大岩谷は傾斜が緩く小滝がメインの易しい谷だが今日の水量では普通に歩いて行ける所が泳ぎ必須の淵になっていたり、何気に難易度アップしている。この時期にまさか泳ぐわけにもいかないし・・。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191138j:plain

泳ぐわけにはいかないし・・

f:id:ikuyayuuki:20191118191141j:plain

どうやって滝に近づこう

f:id:ikuyayuuki:20191118191145j:plain

うーん

 

 まだまだ気温も高いので腰まで水に浸かっても問題なし。上手く取りついて滝を超える。さすがにシャワーは勘弁なので水線は外す。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191149j:plain

滝の脇を上手く登る

 

 P465を過ぎ、紺屋谷、松の木谷の出合を過ぎると珍しく傾斜の立った滝。白滝とその前衛の滝だ。前衛の滝の右側を登り白滝の前に立つと水量もあってすごい迫力。あわよくば登れるかな?と思っていたが、これでは全く歯が立たない。右の巻き道を使って巻く。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191154j:plain

前衛の滝

f:id:ikuyayuuki:20191118191158j:plain

右側からフリーで

f:id:ikuyayuuki:20191118191201j:plain

白滝は大迫力

f:id:ikuyayuuki:20191118191205j:plain

落ち口

 

 その後も5m位の滝を超えて行くと支流がたくさん流れこんでくるので慎重にルートを見極める。谷の傾斜は緩やかになりあちこちに炭焼き釜の後も見える。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191210j:plain

水量が多いと迫力がある。

 

 ルートを探してきょろきょろしていると、なんと木にナメコが生えていた。ナメコは11月に入ってからかなと思っていたけど、最近雨が多かったので早くでたのかな?早速木に登って収穫。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191214j:plain

思わぬ収穫

f:id:ikuyayuuki:20191118191218j:plain

こんなヌメヌメも

 

 その後も小滝が出て来るが神経は周囲の倒木や立涸れの木にばかりに向かう。大きく成長したナメコがびっしり生えた立木を見つけたが、既に古くなって収穫には適さなかった。残念。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191223j:plain

まだ滝は続くが・・

f:id:ikuyayuuki:20191118191227j:plain

まあ、簡単に越えて行ける

f:id:ikuyayuuki:20191118191231j:plain

もう2週間早ければ・・・

 

 標高700を過ぎると谷も細くなり、水も乏しくなってくる。大岩谷は登山道というか杣道が谷沿いについていたはずだが、(地形図の点線)谷は荒れてしまい、その痕跡を探すのが難しくなっていた。仕方が無いので少し早めに谷を離れイワクラ尾根に出る。

 

 鞍部から何気なく反対側の谷(奥の沢)を見下ろすとまたきれいなナメコが生えていたので収穫。予想もしていなかっただけに嬉しい誤算だ。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191234j:plain

また発見

f:id:ikuyayuuki:20191118191238j:plain

イワクラ尾根

 

 下山はせっかくなので入道ヶ岳を回って帰る事に。仏岩、重ね岩などの磐座(イワクラ)や鎌ヶ岳の雄姿を眺めながらアップダウンのある尾根を歩いて行く。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191243j:plain

仏岩

f:id:ikuyayuuki:20191118191247j:plain

重ね岩

f:id:ikuyayuuki:20191118191251j:plain

鎌ヶ岳

 

 最後の急登をこなすと馬酔木の森が広がり、椿大神社の奥ノ院に出る。安全遡行をお礼をしたあと、気持ちのいい草原を超えて入道ヶ岳山頂でちょっと休憩。

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191255j:plain

奥ノ院

f:id:ikuyayuuki:20191118191300j:plain

入道ヶ岳山頂へ向かう

f:id:ikuyayuuki:20191118191305j:plain

気持ちのいい草原

f:id:ikuyayuuki:20191118191309j:plain

山頂

 

 入道ヶ岳の山頂は澄んだ青空が広がっていた。しばらくぼーっと景色を眺めたあと、池ヶ谷コースを下山する。池ヶ谷は一時期、沢初めや沢納めに遡行した易しい谷。また久しぶりに行きたくなったな。(来年かな)

 

f:id:ikuyayuuki:20191118191313j:plain

池ヶ谷(登山道)を下る

f:id:ikuyayuuki:20191118191317j:plain

途中にある避難小屋

f:id:ikuyayuuki:20191118191322j:plain

小滝が連続する

f:id:ikuyayuuki:20191118191326j:plain

巨大CS

 

 池ヶ谷コースは一般登山道にしては少々デンジャラスだったが、1時間20分で大石橋に着地。長閑な秋の一日を沢と戯れ、山の恵みのオマケまでいただけたいい一日だった。いさおさん、お付き合い頂きありがとうございました。