晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

正沢川細尾沢 沢登り② 2019.08.18

 

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細尾沢は広く明るい沢だ

 

<メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部5名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

中央アルプス沢登

 

<コース>

細尾沢出合(7:00)~細尾大滝(7:30)~木曽駒ヶ岳(11:55~12:20)~玉窪小屋(12:45)

~7合目避難小屋(14:35)~コガラ登山口(17:00)

 

  翌朝はジャージャー麺の朝食をとって7時出発。木曽駒までは標高差1000mと少し。がんばるぞ~。

 

 

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朝食はジャージャー麺

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ちょっと辛かったか・・・

 

 細尾沢は花崗岩の明るい谷。フリクションも良く小滝を気持ちよく超えて行くとすぐに細尾大滝が現れた。

 

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小滝を超えて

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あれが細尾大滝

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正面から

 

 直登したという記録があるがそんなのとても無理。定石どおり右のルンゼを詰めて巻き上がる。ルンゼの中は岩が崩れやすく慎重に歩かなくてはいけない。

 

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ルンゼから超える

 

 上部がちょっとした滝みたいになっていたので少し緊張したが階段状のステップを拾えば問題なかた。トラバースせず、ルンゼを最後まで詰めて尾根を乗り越すと懸垂無しで沢に復帰出来た。

 

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慎重に

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沢に復帰

 

 谷は大きく開け、遠くには目指す稜線も見え始めた。ダイナミックな景観はさすがアルプスの沢って感じ。難しい箇所も無く快適に標高を上げていく。

 

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谷が広がる

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難しい滝は無い

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いいね~

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二俣は右へ

 

 やがて谷は細くなり水が乏しくなってくる。稜線まではまだまだ標高差があるので水が涸れる前に補給をする。そのうち水も無くなりガレを詰めていく。

 

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谷が細くなってきた

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ガレを詰める

 

 落石に気を使いながら登って行くとやっと稜線に出た。稜線沿いに少し歩くと木曽頂上山荘に飛び出した。周りに登山者は殆どおらず静かなもんだ。

 

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木曽頂上山荘

 

 頂上山荘から一登りで木曽駒ヶ岳頂上へ。ここは千丈敷から上がってくる登山者で一杯だ。山ガールからスニーカーの小学生まで。さっきまでの静けさはどこにって感じ。

 

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山頂で記念撮影

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神社でお参り

 

 頂上で遅めの昼食を摂った後は木曽福島Bコースで下山。途中よった玉窪小屋は人の気配が無かった。木曽駒ヶ岳はロープウエイに登山者が集中してしまうから仕方が無いのか。

 

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玉窪小屋へ

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振り返る

 

 7合目避難小屋まではアップダウンのあるトラバース道。沢シーズンに入ってから短い日帰り沢ばかりだったので足が完全に鈍ってしまっていた。きつい・・。

 

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山姥

 

 やっとの思いで辿りついた7合目避難小屋(冬に何度かお世話になった)で小休止したら再び急降下。重荷を背負っての1600mの下降はきつかった・・。

 

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7合目避難小屋

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6合目

 

 それでも歩いていればいつかは着くもので避難小屋から2時間と少しで幸の川に出た。もう体は火照って足がガクガク。クールダウンに水に入った時は最高に気もち良かった。

 

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幸ノ川に出た

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クールダウン

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力尽きたたばっち

 

 後は林道をスタスタ歩いてコガラ登山口まで。朝から10時間の行程だったが思ったより時間がかかってしまった。やっぱり時々はしっかり歩いておかないといけないなあ。

 

 それでも楽しい沢泊宴会と気持ちのいいダイナミックな沢登りが楽しめる細尾沢。高低差はあるものの、初級者の沢泊&アルプスの沢入門にはちょうどいい沢だった。これで休み明けもしっかりと仕事に打ち込めるというもんだ。

 

 参加のみなさん、ありがとうございました。