鈴鹿 蛇谷沢登り 2019.06.09
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 10名
<山域・形態>
<コース>
宇賀渓(7:45)~宇賀川(8:20)~蛇谷出合(9:10)~蛇谷遡行~遡行終了(15:25)~登山道(15:45)~金山尾根~宇賀渓(17:45)
夏本番前に会のメンバーに沢登りの楽しさを知ってもらおうと恒例の竜ヶ岳の蛇谷沢登りを計画する。ここは次から次に滝が現れ、そのどれもが(比較的)簡単に登れてしまう、鈴鹿で面白い沢ベスト3に入る好コース。雨予報にも関わらず10名のメンバーが集まってくれた。
まずは宇賀渓駐車場で装備を固め自己紹介。人数が多いので3+3+4人の3チーム編成にする。それぞれのチームリーダーには今後、沢のリーダーをやってもらいたいメンバーを指名した。天気は思ったよりもいい感じ、まずはゾロゾロ登山道を歩いて入渓地点まで。
今は通行止めになっている裏道(ホタガ谷道)の入り口から宇賀川へ降りて行く所から入渓。以前あった吊り橋は豪雨で流されて今は丸木が渡してある。
まずは宇賀川本流を遡行してウォーミングアップ。魚止め滝は今回も巻いていく。初めての沢靴の感触に恐る恐るのメンバーも徐々に慣れてきて積極的に楽しんでいる。燕滝が正面に見えたら右の蛇谷に入る。
ここからは3チームに分かれ、それぞれ登り方、フォーメーションを考えながら登って行く。いきなり15m滝が現れるが、まだリーダーに慣れていないなべちゃんはとんでもない直登ルートに取りつこうとするので慌ててアドバイス。こういう時は最も登れない人に合わせてルートを決めるんやで。
15m滝は左のルンゼから巻き、登山道と交差したら五階滝だ。これも時折ロープを出しながらどんどん登って行く。
この谷の見せ場の第2廊下の入り口にかかる10m滝、7m滝は滝の左側を、ロープを出し、トラバース気味に超える。立木の位置が悪く、滝の上での支点の取り方が悩ましい。
その後も出て来る滝をどんどん超える、雨がぽつぽつ降ってきたがもうみんなシャワー状態なので全く気にならない。CS8mは左のバンドから超える。
ゴルジュを抜けた辺りでいい時間になって来たので昼食タイム。先行していたチームがツエルトをタープ代わりに張っていてくれたので雨宿りしながらの食事。こんな状況でもみんなとワイワイやれば楽しい。
だんだん雨が強くなって来たので増水を気にしながら遡行していくが、水が濁ったりはしなかった。最後の滝を超え、笹の生い茂る源頭部に入ったらすぐに右の尾根に取り付き、金山尾根を目指す。こんな天気なので山頂はパス。
ガスガスの中、登山道に出たら一気に下山。足元がズルズルで転ばないようにとても神経を使った。ある意味下山が核心だったかもしれない。
ちょっと予定より時間がかかってしまったが、何とか無事ゴールの宇賀渓に到着。お疲れ様でした。
この雨が予想される天気の中、だれもキャンセルが無く全員で遡行出来たのは嬉しい限り。この調子でどんどん沢登り企画が盛り上がってくれたらいいなあ。
参加の皆さんありがとうございました。