晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 唐谷川 沢登り 新緑と大滝の爽やか遡行 2021.05.30

 

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三の滝が見えた

 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 10名

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<山域・形態>

台高・沢登

 
<コース>
旧リフレッシュパークP(8:05)~入渓(8:20)~唐谷川~一ノ滝下(10:35)~谷復帰(11:10)~昼食(11:40~12:10)~二ノ滝下(12:50)~三ノ滝下(13:35~14:05)~登山道(14:15)~林道終点(14:45)~旧リフレッシュパークP(15:30)

 

 日曜日は台高の唐谷川へプチ遠征。北ア遠征中止組も何人か加わって10人という大所帯での遡行になりました。今回は迷岳までは詰めずに三ノ滝までなので、途中は思い切り遊ぶことにします。

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鈴鹿 東多古知谷 沢登り 初心者沢講座 2021.05.29

 

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百間滝下でいつもの記念撮影
 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 6名

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<山域・形態>

鈴鹿沢登

 
<コース>
鈴鹿スカイライン(8:10)~東多古知谷(8:15)~百間滝下(9:30)~10m滝(9:55~11:05)~表道合流(11:50)~山上公園(12:05~12:40)~表道~堰堤上・懸垂下降練習(13:30~14:45)~鈴鹿スカイライン(14:50)

 

 剱岳へ遠征予定でしたが、天気が悪くまたもや鈴鹿の沢へ転進。もう残雪山行はおしまい、沢へ完全に切り替える事にしましょう。今日の行先は初心者入門の東多古知谷。新人3人といつものメンバー3人、計6人での遡行です。

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鈴鹿 蛇谷 沢登り 2021.05.23

 

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緊張の滝登り
 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 7名

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<山域・形態>

鈴鹿沢登

 
<コース>
宇賀渓駐車場7:00〜魚止滝7:30〜蛇谷出合い8:15〜五階滝8:45〜CS滝9:45〜四連の滝10:00〜8Mの滝13:00〜逆くの字斜滝13:45〜金山尾根登山道15:00〜宇賀渓駐車場17:00

 

 焼合谷の翌日は初夏の定番、蛇谷に出撃です。シロヤシオの開花時期なので宇賀渓は車でいっぱい。6:30なのに臨時駐車場に誘導されました。

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鈴鹿 焼合谷 沢登り 2021.05.22

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初シャワー
 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 5名

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<山域・形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>
尾高キャンプ場(8:30)〜入渓(8:50)〜パイプ堰堤(9:00)〜4Mの小滝(9:30)〜3Mボルダリングチックな滝(10:30)〜女郎滝(12:30)〜Ca850二俣(13:30)〜登山道(15:40)〜尾高山(18:30)〜尾高キャンプ場(19:20)

 

 

 北アルプスの天気が悪いので鈴鹿沢登りへ転進。5月に入ってこのパターンは2回目・・。前日に大雨が降ったので雨の後の方が面白い沢へという事で釈迦ヶ岳東面の焼合谷に行く事にします。この谷は10年ぶり2回目。 

 

2011年の記録

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 尾高山キャンプ場に車を停め、林道を少し登って魚止め滝から入渓。水量が多くてすごい迫力です。

 

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魚止滝でウォームアップ

 

 魚止滝の上はすぐに堰堤になるので、林道に戻って少し歩きます。今度はパイプ堰堤の手前から再入渓。ここから入渓でもよかったかな。

 

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パイプ堰堤から再入渓

 

 焼合谷は白い花崗岩の明るい谷。下流部は傾斜も緩く開放的な谷です。水は轟々と流れていますが、出て来るのは小滝ばかりなので水線をグイグイ進んで行きます。

 

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花崗岩の明るい谷

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水量かなり多め

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ここの岩があるからね

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水線をどんどん進む

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水に入るとニヤニヤするなべちゃん

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ナメもきれい

 

 途中、3m程の小滝では水線の左を登るのに少し微妙なムーブが要求されます。おちてもドボンなので、各自トライしながら遊びます。

 

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アンダーがポイントやで

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トライは3回まで

 

 遊び過ぎて時間を食ってしまったので遡行再開。女郎滝は右からヘツリ気味に越えます。前回の元越谷で沢デビューのみかさんも果敢にシャワーで攻めます。

 

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女郎滝は右から超える

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みかさんもシャワー

 

 その後も楽しく小滝を越えて行きます。途中ゴーロがあったり、間延びする区間もありますが、水量が多くて楽しさ1.5倍です。

 

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どんどん進む

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傾斜が立って来た

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標高を上げる

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右へ進む

 

 Ca850mの二俣、石原谷の右股を越えて安易に釈迦ヶ岳東尾根に取り付こうとしましたが、CSの滝に阻まれて断念。中間尾根を巻き上がる作戦に変更したところ、これがドツボにハマります。ロープを出さないと厳しい泥壁や笹藪漕ぎに難儀し、登山道(釈迦ヶ岳東尾根)に出たのは15時を回ってしまっていました。

 

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標高850m右股のCSで行き詰まる

 

 それでも後は登山道、踏み跡を辿れば余裕で下山出来ると思っていたら、ありとあらゆる所に着けられたテープに惑わされ、北の支尾根に入り込んでしまっていました。修正する為に30分の登り返し・・。尾高山ではすっかり夕方に・・・。

 

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釈迦ヶ岳東尾根は曲者だった・・・

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尾高山(何とか明るいうちに・・・)

 

 幸い日が長かったのでギリギリヘッデンのお世話にならずに林道に出る事が出来、あとはキャンプ場の灯りを頼りに車まで。鈴鹿の初級沢で行動時間10時間越え・・ちょっと舐めていました。(すいません・・・)

 

 それでも焼合谷は水量が多いせいもあり楽しいシャワークライミングが楽しめました。もっと遡行されても良い谷だと思います。

 

 参加の皆さまお疲れ様でした。

鈴鹿 元越谷 沢登り 2021沢登り体験会 2021.05.15

 

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元越大滝で記念撮影
 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 9名+1 

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<山域・形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>
林道ゲート(9:10)~入渓(9:50)~元越大滝(11:20)~仏谷出合(13:00)~県境稜線(14:10)~水沢峠(14:30)~林道ゲート(16:00)

 

 沢登りを始めたいという新人さんの為の沢登り体験会。初体験4人を含む総勢9人+1人で鈴鹿屈指の癒し渓 元越谷に行ってきました。

 

 朝、武平峠を越える時には小雨もぱらつき、キラキラと陽光輝く沢とは行きませんでしたが、お昼過ぎまでは何とか天気も持ってくれました。

 

 初めての沢靴の感覚におっかなびっくりだったメンバーも徐々に慣れてきて、予想よりもスムーズに遡行出来たかな。

 

 稜線に上がる手前から雨が本降りになってきましたが、終始笑顔で無事ゴール。(少々の雨なら楽しめるのが沢登りの良い所)初めての人にも楽しんでもらえてよかったです。

 

 もっと楽しい沢がたくさんあるので、みんなでどんどん出かけられると良いですね。参加の皆さんお疲れ様でした。

 

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林道からスタート

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ここから入渓

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みんな表情硬いヨ

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慣れない沢歩きにドキドキ

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最初の難関

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ロープを張って安全確保

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ここは上手くへつって

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落ちないでね

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元越大滝

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滝の上は美しい廊下

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ドボンのしまくん

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こういう技もあるよ

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壁をへつるブッチー

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手足が長いつるちゃん

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仏谷出合を超えると

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みんなで協力して越える

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沢靴のフリクションにも慣れて来た

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ラストの滝は左から簡単に越える

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稜線直下、ガスガス

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何にも見えません

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雨の林道を歩いて

 

 

終わり 

南紀 高田川ナル谷 沢登り 癒しののんびり沢泊 ② 2021.05.08-09

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今回はここで引き返す
 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 3名+1 

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<山域・形態>

南紀沢登

 

<コース:2日目>
泊地(7:25)~P459二俣(7:40)~Ca600m10m滝(10:30)~P459二俣(12:20)~泊地(12:30~13:10)~堰堤(14:00)~取水堰堤上(15:10)~導水路~東屋(16:00)

 

 二日目は二股の先にある滝を目指して出発します。まずは杣道の痕跡を辿って二俣まで。右股に入ると巨岩帯に岩間滝。ルーファイがなかなかややこしくて一筋縄ではいきません。

 

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翌日、杣道を辿って二俣まで

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巨岩帯の乗越には苦労する

 

 岩間滝の先にはスラブ状の10m滝。釜を泳いで滝右の小ルンゼに取り付く手もありましたが、泳ぐ気にはなれなかったので右岸を巻きます。なかなか厳しいトラバースで念の為ロープを出しました。

 

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10m滝、右岸からロープを出して巻く

 

 その上にある8m滝も一緒に巻き、谷に降りると一旦平流になります。その先には南紀特有のナメ床が現れ、のんびり歩きます。

 

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その上の8m滝落ち口

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一旦平流

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南紀特有のナメ床

 

 ナメ床の先にはこれも10m程のスラブ滝。帰りも谷を戻らないといけないのでここで引き返す事にします。ここまで、思ったより手強かったかな。

 

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今回はここで引き返す

 

 来たルートを戻ってテン場まで。テントを撤収し、昼食をとったら東屋目指して谷を下って行きます。

 

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ナメ床を下り

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懸垂下降も

 

 堰堤を過ぎ、谷が大きく蛇行する辺りで地形図上の点線道を辿ってショートカットを試みました。浅いルンゼを詰めるとすぐに石組みの道型が出て来たのでそれを辿ります。

 

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杣道を辿ってショートカットを試みる

 

 ところが、尾根を乗り越すと思っていた道は水平に伸びています。あまりの快適さに何も考えずに辿っていたら尾根を回り込んだ辺りで道型が消えてしまいました。これはいかんと尾根を辿って地図上の乗越しまで登り、当たりをつけて支尾根を下ります。(テープがありました)

 

 この下りルート、地形図の点線とはズレていましたが快適に取水堰堤のすぐ上に降り立つことが出来ました。あとは導水管沿いに歩き、最後は急降下で発電所まで下ります。

 

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取水施設から導水管沿いを歩いて

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配管沿いに急降下で東屋まで

 

 東屋に着いたのは結構いい時間になっていました。お疲れ様でした。

 

 ナル谷は厳しい登攀や怖いトラバースこそ有りませんが、見事な大滝と上流部の連瀑帯は一見の価値ありです。中間部が平凡でダレルので奥まで行くなら泊でのんびり行った方が良いかな。

 

 お付き合い頂いた皆さん、ありがとうございました。